〈104〉【雨の絵本】

2024年6月9日(日)

雨粒の音が楽しくなる絵本、雨の日を喜ぶ動物、雨の日には隠れる動物、雨の日の過ごし方など、雨を楽しめる絵本がたくさん。

 

講座テーマ「雨の日の遊び」では、保育現場での体験を交え、子どもの遊び方をご紹介。

今回は大人だけのご参加でしたが、前半は親子プログラムで子どもとの過ごし方を体験しました。

 

読み聞かせした絵本は4冊。

 

『あめふり』(偕成社)

『ぽつぽつぽつ』(福音館書店)

『あめがふるひに…』(くもん出版)

『あめ ぽっつん』(福音館書店)

手遊びは♪ぽっつんぽつぽつ♪

 

♪ぽっつんぽつぽつ あめがふる

で人差し指で手のひらにツンツンとします。

 

♪ざーっと あめがふる

では5本の指で手のひらをくすぐります。

子どもの頭をくすぐっても喜びます。

 

頭や肩に降らせても楽しめます。

最後は頭をくしゃくしゃにして土砂降りにすると、子どもは大喜び。

 

二人や複数人数でも遊べます。

輪になって、隣の人の手に雨を降らせます。

もう一つの手遊びは♪めんめんたまぐら♪

 

たまぐらは、カタツムリのこと。

自分がカタツムリになったり、グーとチョキで両手でカタツムリを作ったり、手作りカタツムリで遊びました。

 

♪めんめんたまぐら

♪つのだせ やりだせ

で人差し指を1本ずつ立て、

ツンツンとされたら指を折り曲げます。

子どもの製作・作って遊ぼう!は「かたつむりをつくろう」

 

♪めんめんたまぐら♪で遊べるカラフルなカタツムリの作り方をご紹介。

 

後半は絵本講座。

『あまつぶぽとり すぷらっしゅ』(童話館出版)その他の読み聞かせと共に、30冊以上の雨の絵本をご紹介しました。

親子の時間でもご紹介した『あめふり』は、字のない絵本。

子どもに慣れていない方はどう読んで良いかわからず困るでしょう。

小さな子どもとの対応と共に、字のない絵本を子どもと楽しむコツがわかりました。

今回大人のテーマ絵本は、『あまつぶぽとり すぷらっしゅ』(童話館出版)。

雨が小川、湖、大河、そして海になっていく自然の様子が、詩的にリズミカルに表現された素敵な絵本。

雨の音が気になる絵本。

 

『ぽつぽつぽつ』(福音館書店)

『あめ ぽっつん』(福音館書店)

『あめ ぽぽぽ』( くもん出版)

『かさ さしてあげるね 』(福音館書店)

『あめかな!』(福音館書店)

 

『あめかな!』は、色の表現もとてもきれいです。絵具遊びの時にも読みたい絵本。

講座テーマ「雨の日の遊び」のお話と共に、雨の日が楽しくなる絵本をご紹介。

 

保育現場でも、雨の日はいろいろな遊びを提供しても長続きしないで困るそうです。

それでも、先生方は身近な材料を工夫して遊びを生み出すのにビックリします。

 

ご家庭では動画頼りの育児が当然になってきている状況に危機感を感じます。

そんなことで良いの?という遊びのヒントもありました。


『コッコさんとあめふり 』(福音館書店)

『おさんぽ おさんぽ 』(福音館書店)

『ぞうくんの あめふりさんぽ 』(福音館書店)

『雨、あめ』(評論社)

 

家の中での遊び、雨の降る中やりたいようにやる、おうちの人に怒られそうな遊びなど、絵本の子ども達は大いに雨を満喫しています。

 

『あめのひ』(福音館書店)

『あめのひ』(徳間書店)

『あめ』(亜紀書房)

『あめがふるひに…』(フレーベル館)

『あめ じょあじょあ』(光村教育図書)

『にわか雨はざんざんぶり』(こぐま社)

『あめ』(亜紀書房)は読み聞かせ。

想像力豊かな男の子とおじいちゃんのやり取りがほのぼのします。

 

雨で外に出られない男の子の船に乗ったりする空想も楽しいですが、大人はおじいちゃんに注目。

ラブレターをもらったらしいおじいちゃんの様子がかわいい。

最近は、梅雨時でも出会えない生き物の絵本もあります。

 

『あめだから あえる』(福音館書店)

『あかちゃんかたつむりの おうち 』(福音館書店)

『ひとりぼっちのかえる』(こぐま社)

『ゆうだち』(ポプラ社)は作者が体験した子ども時代の夏。

ゲーム『ぼくのなつやすみ』のような郷愁を感じる絵本です。

科学的な視点で描かれた絵本のご紹介。

 

『あめがふるときちょうちょうはどこへ』(福音館書店)

『雨がふったら、どこへいく?』(評論社)

『にじが でた!』(福音館書店)

『にじ』(福音館書店)

『みずたまレンズ』(福音館書店)

最後は昔話。同じお話を読み比べてください。

 

『ふるやのもり』(福音館書店)

『ふるやのもり』(ポプラ社)

『ふるやのもり』(ほるぷ出版)

資料には、ご紹介しきれなかった絵本を含めて40冊の雨の絵本と、テーマ絵本作家(まつい のりこ 、アルビン・トゥレッセルト、レナード・ワイズガード)の作品10冊の絵本リストがあります。

オンライン講座では資料をダウンロードできます。

 

子どもの成長に合わせて、気になる絵本から読んでみてください。