プーさん、パディントン、コールテンくんなど人気キャラクターのほかにも、たくさんのクマさんをご紹介しました。
講座テーマ「あかちゃんと絵本」は、下のお子様がお腹にいるお母さんに聞いていただけて良かったです。
子どもの製作では、「とことこくまさん」を作って遊びました。
親子の読み聞かせでご紹介した絵本は4冊。
『どうすればいいのかな? 』(福音館書店)
『あかちゃんぐまは なにみたの? 』(岩波書店)
『こぐまくん こぐまくん なにみているの?』(偕成社)
『おでかけ くまさん』(福音館書店)
擬人化されたクマもいれば、自然の中の親子のお話もありました。
今回のわらべうた・手遊びは♪くまさん くまさん♪
♪くまさん くまさん りょうてをついて
♪くまさん くまさん かたあしあげて
♪くまさん くまさん まわれみぎ
♪くまさん くまさん さようなら
最初はパペットクマさんで歌と動作を紹介。
その後、みんな立ち上がって一人ずつやったら、今度は二人で組んで遊びました。
♪くまさん くまさん
では手を叩き、
両手を床についたり、片足を上げたり、回れ右でくるっと回り、お辞儀をして
♪さようなら
4冊の読み聞かせの合間には、いつもはお話やわらべうた・手遊びをしますが、今回は素話『くまさん おでかけ』で、パペットクマさんが再登場。
腕を1本道に見立て、くまさんがおでかけ。「いってまいります」
途中、水たまりで泳いだり、石ころを乗り越えたり、山ぶどうをみつけて食べたりします。
手先まで来たら、行き止まりで回れ右。
同じ動作で肩まで戻ったら「ただいま!」
子どもの製作・作って遊ぼう!は「とことこくまさん」
クマに好きな色を塗ったり模様を描いて、裏に指を入れる輪を付けて、とことこ歩かせて遊びます。
クマさんを作るだけでなく、歩く道や橋を描いて遊んだり、オモチャの汽車に乗せて遊んでいました。
大人の絵本講座では、2冊のテーマ絵本を中心に、30冊以上のクマの絵本をご紹介しました。
テーマ絵本『3びきのくま』の他にも読み聞かせをしたり、絵本の見どころを紹介すると、初めて参加された方は「数冊紹介されるだけかと思っていた」と、ほとんどの本を紹介したことに驚かれていました。
毎回、ジャンル別にグループ分けしてご紹介しますが、今回は、
・子どもたちに愛されてきたくまたち
・冬眠からの目覚め
・くまいっぱい
・クマの生態
・昔話
というふうにご紹介しました。
大人のテーマ絵本『3びきのくま』の読み聞かせは、トルストイ版で、それぞれのくまにロシアの名前がついているので読むのが大変そうでした。
先生が子どもたちに読んであげる時には、前もって練習が必須だそうです。
・子どもたちに愛されてきたくまたち
日本の作品からは、
『どうすればいいのかな? 』のくまくん
『しろくまちゃんのほっとけーき』のしろくまちゃん
『おかあさんおめでとう』のくまの子ウーフ
『しろくまちゃんのほっとけーき』では、作品誕生の裏話も。
絵を担当した若山 憲だけでなく、文章を担当した歌人の森 比左志、ストーリー展開を担当した劇作家の和田 義臣、ぬいぐるみのくまを主人公にすることを発案したこぐま社創業者の佐藤 英和の4人のおじさん達の熱意で生まれた絵本だそうです。
イギリスの作品からは
『くまのパディントン』
『クマのプーさん』
『パンやのくまさん』のくまさんシリーズ
アメリカの作品からは
『くまのコールテンくん』
コールテンは、布地のコーデュロイのことで、原書名は『コーデュロイ』
日本で訳された当時は「コール天」と呼ばれることが多かったのでコールテンくんになったようです。
赤松先生は、自宅にあったクマのぬいぐるみに、コールテンくんと同じ緑のコーデュロイでサロペットを作ってあげたそうです。
右のボタンが取れているところまで同じです。
・冬眠からの目覚め
冬眠するクマのお話をご紹介。
『くまさんはおなかがすいています』
『ゆっくりくまさん』
『くまくん、はるまで おやすみなさい』
『あかちゃんぐまは なにみたの? 』
冬眠はしませんが白くまもご紹介。
『ママ、ぼくのことすき?』
下の兄弟が生まれる子にぜひ読んであげたいお話です。
講座のテーマは「あかちゃんと絵本」
定番の赤ちゃんの絵本のお話と、赤ちゃん絵本のクマもご紹介。
『いないいないばあ』
『くだもの』
『おおきいくまさん ちいさいくまさん』
『おでかけ くまさん』
『くまさん おでかけ』
『くまさん おでかけ』は、『ぐりとぐら』の中川 李枝子が素話用に作ったお話を絵本にしたそうです。
絵の中にはよーく見ないと見つからない仕掛けがあったり、裏表紙で四季を表現していたりと、赤ちゃん絵本でも見所満載でした。
わらべうた♪くまさん くまさん♪は、元は縄跳び歌ということで、関連絵本もあります。
『くまさんくまさん』
『くまさん くまさん おはいんなさい』
・くまいっぱい
『クマクマ、クマがいっぱい!』
『はじめまして ぼく、ボリス』
『くまくんのトロッコ』
『こぐまくん こぐまくん なにみているの?』
・クマの生態
『くまのブウル』
『ジョニーベアー (シートン動物記 1)』
・昔話
『3びきのくま』
『マーシャとくま―ロシア民話』
『3びきのくま』は大量に絵本がありますが、 ユーリー・バスネツォフ、バーナデット・ワッツ、片山 健の絵本で読み比べ。
参加者から、本来のお話を知ることができて良かったという感想をいただきました。
資料には、ご紹介しきれなかった絵本を含めて40冊のクマの絵本と、テーマ絵本作家( 渡辺 茂男、大友 康夫、レフ・トルストイ、ユーリー・バスネツォフ)の作品10冊の絵本リストがあります。
オンライン講座ではダウンロードできます。
赤ちゃんから大人まで楽しめる絵本リストです。
たくさんのクマに出会ってください。
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