今年の干支から、ウサギの絵本をご紹介しました。少し早いですが、イースターのウサギ絵本も。
講座テーマは「昔話を読んでいますか? 」。
今回は、保護者だけでなく、保育園や保育士専門学校関連の大人の方にたくさんご参加いただきました。
子どもと一緒に体験する絵本講座の効果を理解していただき、嬉しい限りです。
親子の読み聞かせでご紹介した絵本は4冊。
『うさぎあそびうた』(福音館書店)
『だるまちゃんとうさぎちゃん』(福音館書店 )
『おいちにの だーるまさん』(福音館書店)
『わたしのワンピース』(こぐま社)
わらべうた・手遊びは、♪おいっちにのだるまさん♪
♪おいっちにの だるまさん
♪へっこぷっとたれた
という短い歌ですが、だるまさんのペープサートで遊んだり、二人で手を組んで遊んだり、お互いの左右の手を交互に叩いてジャンケンしたり、数人でグルグル歩きながら、最後にお尻をぶつけ合ったり、いろいろな遊び方を楽しめました。
子どもの製作 は「画用紙で素敵な模様のワンピースを作ろう!」
『わたしのワンピース』のように、好きな模様のワンピースを描いたら、洋服部分を入れ替えて着せ替えができます。
好きな色を塗って模様を描いて、素敵なワンピースができました。
大人の絵本講座では、2冊のテーマ絵本を中心に、30冊以上のウサギの絵本をご紹介しました。
読み聞かせをした『ピーターラビットのおはなし』は、キャラクターとして人気がありますが、案外絵本を読んでいない方も多いようです。
擬人化はされていても、骨格から正確に描かれたウサギが主人公です。
ハーブや食事などイギリスの生活風景も楽しめます。
『わたしのワンピース』では、赤松先生手作りのフェルトのウサギもご紹介。
ワンピースを着せ替えながらお話もできます。
読み聞かせの合間に小道具を使ったり、子どもの製作のアイデアなど、子どもたちを楽しませるコツもお伝えしました。
絵本の選び方や読み聞かせのコツをお伝えする講座テーマは「昔話を読んでいますか?」
ウサギが登場する『かちかちやま』の読み聞かせをすると共に、昔話の特徴や子どもに昔話を伝える意義、昔話絵本の選び方などをお話しました。
ウサギの絵本でぜひ読んでいただきたいのが、『野うさぎのフルー』のような、ウサギの生態を正確に描いたお話です。
常に強い敵に狙われる弱い立場のウサギですが、すばやさと賢さで生き抜いていく姿に感動します。
『のうさぎ』やシートンの『ぎざ耳ウサギ』『ラギーラグ』などもお薦めです。
資料には、ご紹介しきれなかった絵本を含めて40冊のウサギの木の絵本と、テーマ絵本作家( 西巻 茅子、ビアトリクス・ポター)の作品10冊の絵本リストがあります。
赤ちゃんから小学生以上まで楽しめる絵本リストは、初めは年齢より簡単な絵本から、少しずつ長いお話を選んでみてください。
シートン動物記などの長いお話は、落ち着いてお話が聞けるようになったら、毎晩少しずつ読んであげてください。親子で感動を共有できて、一生の思い出になります。
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