大量にあるクリスマスの絵本から、モミの木やクリスマスツリーのお話を選んでご紹介しました。
講座テーマは「小学生になっても絵本? 」。
一年ぶりに参加してくれた小学生の姉弟は、7年前から参加してくれていて、生まれたての赤ちゃんだった弟君がもう小1!
二人とも小さい子の面倒をよく見てくれて大助かりでした。
親子の読み聞かせでご紹介した絵本は4冊。
『ねずみくんのクリスマス』(ポプラ社)
『ろうそく ぱっ』(アリス館 )
『ぼくたちのプレゼントはどこ?』(好学社)
『ぎんいろのクリスマスツリー』(偕成社)
手遊びは、♪ろうそくぱっ♪と♪もうすぐクリスマス♪。
♪ろうそくぱっ♪は、人差し指をローソクに見立てます。
♪ろうそくぱっ♪で指を立て、
♪ろうそくふっ♪で指を折ります。
最初は人見知りでじっとしていた男の子も、ちゃんと♪きらきらお星様♪をやっていました。
♪もうすぐクリスマス♪は、クリスマスツリーに、ローソク、ベル、サンタ、雪、星を飾っていきます。
みんな元気よくツリーになってくれました。
子どもの製作 は「枝と毛糸でクリスマスツリーを作ろう!」
小さなカップに粘土を詰め、拾ってきた枝を三本挿します。
その枝の周りに好きな色の毛糸をぐるぐる巻きます。
星形のシールやビーズを飾ったり、キラキラのマニキュアを塗って、白いカップにクリスマスのマスキングテープを貼ったら出来上がり!
大人の絵本講座では、2冊のテーマ絵本を中心に、33冊のモミの木やクリスマスの絵本をご紹介しました。
読み聞かせをした『モミの木』は、アンデルセンのお話です。西巻 茅子、スベン・オットーなどいろいろな画家の絵本がありますが、今回ご紹介したのはバーナデット・ワッツの美しい絵本。
早く大きくなってきれいなクリスマスツリーになりたいと願っていたモミの木のせつないお話です。
同じクリスマスツリーになりたいモミの木でも、『わたし クリスマスツリー』(講談社)はものすごくアクティブで最後はハッピーエンド。
最後にはほんわかした絵本でしめたいですね。
絵本の選び方や読み聞かせのコツをお伝えする講座テーマは「小学生になっても絵本? 」
長いお話が多い小学生向けのクリスマス絵本をご紹介しながら、小学生になって字が読めるようになっても大人が読んであげる大切さをお話しました。
テーマ絵本の『モミの木』もそうですが、小学生以上にならないと理解できなかったり、面白さがわからない絵本もたくさんあります。
大人も一緒に、クリスマスには絵本を楽しんでみませんか?
今回のイチ押し本は『おもいでのクリスマスツリー』
戦争から帰らないお父さんの代わりにお母さんが奮闘するお話。
毎年持ち回りで教会にクリスマスツリーを提供する地域で、今年が当番という家でお父さんは出征してしまい、クリスマスが近づいても戻ってきません。お母さんと娘は険しい山を登って、印のある木を探し、朝までに教会に届けます。
今年は、こういうお話が昔のことではないことを実感した年でした。
『ちいさなもみのき 』『とってもふしぎなクリスマス』と同じ画家のバーバラ・クーニーが、舞台となったアパラチア山脈を取材して描いた風景が素敵です。
資料には、ご紹介しきれなかった絵本を含めて40冊のモミの木の絵本と、テーマ絵本作家(パット・ハッチンス、バーナデット・ワッツ)の作品10冊の絵本リストがあります。
クリスマスの時期にぜひ読んであげたい、プレゼントにもぴったりな絵本ばかりです。
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