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〈89〉【お月さま絵本】

2022年9月4日(日)

今年は9月10日が十五夜。

お月見団子、秋の七草、秋の果物などをお供えして満月を眺めながら、お月さまの絵本を楽しみませんか?

 

講座テーマは「どうやって読む?オノマトペ」。奇妙な擬音だらけの本をどう楽しむかについてお話ししました。

 

親子の読み聞かせでご紹介した絵本は4冊。

 

『おつきさまこんばんは』(福音館書店)

『おつきみおばけ』(ポプラ社)

『つきよ』(教育画劇)

『みんなおやすみ』(学研プラス)

わらべうたは♪十五夜おつきさん♪。

 

満月と三日月のペープサートで歌った後は、みんなで輪になって遊びました。

 

輪の中で、一人がペープサートを持って歌いながら回ります。

歌い終わった時に前にいた人にペープサートを渡して交代します。

 

満月と三日月のどちらかを選んで歌ったのですが、6人の子ども達には満月の方が人気でした。

♪十五夜おつきさん♪は、YouTube♪KBSチャンネル♪でも配信する予定です。

子どもの製作 は「画用紙を使って作って遊ぼう!」

 

♪十五夜おつきさん♪で使ったペープサートを、それぞれ好きな絵を描いて作りました。

お姉さん先生に手伝ってもらいながらも、2歳から4歳の子みんなが、ハサミで月を切り抜いていました。

大人の絵本講座では、2冊のテーマ絵本を中心に、23冊のお月さま絵本をご紹介しました。

 

『おつきさまこんばんは』は、暗い夜の場面から始まる、赤ちゃん絵本とは思えない展開の絵本。裏表紙の月のあかんべーまで楽しめます。

 

『パパ、お月さまとって』は、「絵本の魔術師」といわれるエリック・カールの真骨頂ともいえるしかけ絵本。

ページごとに、横に、縦に、全面に世界が広がりながら、パパが月を目指します。。

 

KBSスタッフお気に入りの一冊は『まんげつのよるまでまちなさい』

 

「表に出て夜を見たい」という子に、「満月の夜まで待ちなさい」というアライグマの母親。

我慢すること、楽しみをふくらませることを静かに諭す様子に、忙しなく「ちょっと待ってて!」とつい怒鳴ってしまう子育てを反省させられます。

現実は理想通りにはいかないけれど、絵本を読む時くらいは・・・

絵本の選び方や読み聞かせのコツをお伝えする講座テーマは「どうやって読む?オノマトペ」

 

 

日常的に使われる擬音・擬態語だけでなく、意味の分からない言葉が並ぶ絵本もあります。

お月さま絵本でご紹介した『つきよのおんがくかい』でも、ジャズ演奏の音の様子が、どう読んだらいいの?という大量のカタカナで表現されています。

 

大人は読むのに困りますが、子どもは大喜び。

恥ずかしいとか思わず、我を忘れて、音や雰囲気を楽しみながら読んでしまいましょう。

 

『ラッパッパー』(福音館書店)

『ピリンポリン』(福音館書店)

『カニ ツンツン』(福音館書店)

『もこもこもこ』(文研出版)

資料には、ご紹介しきれなかった絵本を含めて36冊のお月さま絵本と、講座テーマのオノマトペ絵本4冊、テーマ絵本作家(林 明子、エリック・カール)の作品10冊の絵本リストがあります。

 

乳児、幼児、小学生から大人まで、年齢ごとに楽しめる絵本が並んでいます。

それぞれの子どもの成長に合わせ、興味を持った時に読んであげてください。