今年は9月10日が十五夜。
お月見団子、秋の七草、秋の果物などをお供えして満月を眺めながら、お月さまの絵本を楽しみませんか?
講座テーマは「どうやって読む?オノマトペ」。奇妙な擬音だらけの本をどう楽しむかについてお話ししました。
親子の読み聞かせでご紹介した絵本は4冊。
『おつきさまこんばんは』(福音館書店)
『おつきみおばけ』(ポプラ社)
『つきよ』(教育画劇)
『みんなおやすみ』(学研プラス)
わらべうたは♪十五夜おつきさん♪。
満月と三日月のペープサートで歌った後は、みんなで輪になって遊びました。
輪の中で、一人がペープサートを持って歌いながら回ります。
歌い終わった時に前にいた人にペープサートを渡して交代します。
満月と三日月のどちらかを選んで歌ったのですが、6人の子ども達には満月の方が人気でした。
♪十五夜おつきさん♪は、YouTube♪KBSチャンネル♪でも配信する予定です。
子どもの製作 は「画用紙を使って作って遊ぼう!」
♪十五夜おつきさん♪で使ったペープサートを、それぞれ好きな絵を描いて作りました。
お姉さん先生に手伝ってもらいながらも、2歳から4歳の子みんなが、ハサミで月を切り抜いていました。
大人の絵本講座では、2冊のテーマ絵本を中心に、23冊のお月さま絵本をご紹介しました。
『おつきさまこんばんは』は、暗い夜の場面から始まる、赤ちゃん絵本とは思えない展開の絵本。裏表紙の月のあかんべーまで楽しめます。
『パパ、お月さまとって』は、「絵本の魔術師」といわれるエリック・カールの真骨頂ともいえるしかけ絵本。
ページごとに、横に、縦に、全面に世界が広がりながら、パパが月を目指します。。
KBSスタッフお気に入りの一冊は『まんげつのよるまでまちなさい』
「表に出て夜を見たい」という子に、「満月の夜まで待ちなさい」というアライグマの母親。
我慢すること、楽しみをふくらませることを静かに諭す様子に、忙しなく「ちょっと待ってて!」とつい怒鳴ってしまう子育てを反省させられます。
現実は理想通りにはいかないけれど、絵本を読む時くらいは・・・
絵本の選び方や読み聞かせのコツをお伝えする講座テーマは「どうやって読む?オノマトペ」
日常的に使われる擬音・擬態語だけでなく、意味の分からない言葉が並ぶ絵本もあります。
お月さま絵本でご紹介した『つきよのおんがくかい』でも、ジャズ演奏の音の様子が、どう読んだらいいの?という大量のカタカナで表現されています。
大人は読むのに困りますが、子どもは大喜び。
恥ずかしいとか思わず、我を忘れて、音や雰囲気を楽しみながら読んでしまいましょう。
『ラッパッパー』(福音館書店)
『ピリンポリン』(福音館書店)
『カニ ツンツン』(福音館書店)
『もこもこもこ』(文研出版)
資料には、ご紹介しきれなかった絵本を含めて36冊のお月さま絵本と、講座テーマのオノマトペ絵本4冊、テーマ絵本作家(林 明子、エリック・カール)の作品10冊の絵本リストがあります。
乳児、幼児、小学生から大人まで、年齢ごとに楽しめる絵本が並んでいます。
それぞれの子どもの成長に合わせ、興味を持った時に読んであげてください。
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