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〈87〉【カエルの絵本】

2022年6月12日(日)
梅雨に合わせて、カエルの絵本と共に、カエルと雨の手遊びをご紹介。
カエルが苦手の講師は、共感を得られるかと思いきや、参加くださった方の過半数がカエルは平気とのこと。好意的に幅広いカエルの絵本を受け入れていただけました。
講座テーマの「長く愛される海外の絵本」では、大量にある世界のロングセラー絵本から厳選し、アメリカ、イギリス、ノルウェー、ロシア、ウクライナ、ハンガリーの絵本をご紹介。

親子の読み聞かせでご紹介した絵本は5冊。

 

『かえるとカレーライス』(福音館書店)

『かえるがみえる』(こぐま社)

『ぽつぽつぽつ』(福音館書店)

『かえるさん くわっくわっ』(福音館書店)

『いろいろかえる』(偕成社)

手遊びは2種類ご紹介。

♪ぽっつん ぽつぽつ♪を歌い始めると、外ではものすごい土砂降りの音が。

 

一人で両手を使ってやるバージョン

二人でお互いの手に降らせるバージョン

二人で、頭や肩や体に降らせ、最後の土砂降りでは頭をくしゃくしゃにするバージョン

と大はしゃぎでスキンシップを楽しみました。

小学生になると輪唱でお馴染みの♪かえるの合唱♪ですが、輪唱が難しい幼児でも遊べます。

 

一人の場合は、手と膝を交互に叩いてから、すぼめた両手を開きながら「クワッ、クワッ、クワッ」、膝を叩いてから再び「クワッ、クワッ、クワッ」

二人の場合は、膝の代わりに相手の手を叩きます。

牛乳パックで作ったカエルを使ったバージョンもご紹介。

 

♪ぽっつん ぽつぽつ♪と♪かえるの合唱♪は、YouTube♪KBSわらべうた♪にも登場する予定です。

子どもの製作 は「牛乳パックを使って作って遊ぼう!」

 

♪かえるの合唱♪でも使ったカエルを、小さいサイズの牛乳パックで作りました。

お姉さん先生に食べ物を描いてもらってカエルに食べさせたり、歯ブラシを描いてもらって歯磨きさせたりと、製作後もみんなで遊んでいました

大人の絵本講座では、2冊のテーマ絵本を中心に、30冊ものカエルの絵本をご紹介しました。

 

小学校の教科書にも載った「がまくんとかえるくん」シリーズの第1作目『ふたりはともだち』からは、「おてがみ」を読み聞かせ。

 

おたまじゃくしやかわいいキャラクター的なカエルから、科学絵本のリアルなカエルまで様々なカエルがいました。

 

小学生以上の歴史に興味を持った子にお薦めしたいのが『かえるの平家ものがたり 』と『かえるの竹取ものがたり』。

かなりアレンジしたカエルとネコの『平家物語』ですが、大河ドラマにも登場した木曾義仲が登場したり、俵 万智の読みやすい文章でかぐや姫のお話が楽しめます。

絵本の選び方や読み聞かせのコツをお伝えする講座テーマは「長く愛される海外の絵本」

 

海外には、日本とは比較にならない100年以上前から愛されてきた絵本が大量にあります。

その中から、下記の絵本を選んでご紹介しました。

 

〈アメリカ〉

バージニア・リー・バートン/石井 桃子 (翻訳) 

『ちいさいおうち』(岩波書店)

バージニア・リー・バートン/村岡 花子 (翻訳) 

『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』(福音館書店)

 

〈イギリス〉

ビアトリクス・ポター/石井 桃子 (翻訳) 

『ピーターラビットのおはなし』(福音館書店)

『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし 』(福音館書店)

 

〈ノルウェーの昔話〉

マーシャ・ブラウン/瀬田 貞二 (翻訳) 

『三びきのやぎのがらがらどん』(福音館書店)

 

〈ロシアの昔話〉

脇田 和/瀬田 貞二 (翻訳) 

『おだんごぱん』(福音館書店)

 

〈ウクライナ民話〉

エウゲーニー・ミハイロヴィチ・ ラチョフ/内田莉莎子(翻訳)

『てぶくろ』(福音館書店)

 

〈ハンガリー〉

マレーク・ベロニカ/とくなが やすもと (翻訳) 

『ラチとらいおん』(福音館書店)