〈54〉【木の実の絵本】@国立

2017年11月12日(日)

 

第54回キッズ・ブック・スペース【木の実の絵本】を開催しました。
ドングリ、栗、トチの実など実際の木の実に触れながら、わらべうたでゲームをしたり、たくさんの木の実の絵本を楽しみました。

親子の時間

親子の読み聞かせ絵本は、『どんぐりずもう』(福音館書店)、『もりのおくりもの2―きのみのケーキ』(福音館書店)、『どんぐり みーつけた』(福音館書店)、『どうぞのいす』(ひさかたチャイルド )。

赤松先生が集めた木の実の名前を当てるクイズは、大人でもわかりません。

ドングリにも、ブナ、コナラ、シイ、マテバシイなどいろいろな種類があります。

イガイガがついたままのクリ、トチの実など、コレクションの木の実に触らせてもらいました。

 

わらべうた♪どんぐりころちゃん♪

 どんぐりころちゃん

 あたまはとんがって

 おしりはぺっちゃんこ

 どんぐり はちくりしょ

 

どっちの手にドングリが入っているかというゲームでは、どんどん小さなドングリに変えてチャレンジしても、全部子ども達に当てられてしまいました。

回転紙芝居『りすとどんぐり』

リスが、ドングリを見つけるたびに頬袋にためていき、どんどん大きな顔になっていきます。

とうとうさいごには・・・

 

子どもの時間

子どもの時間の「作って遊ぼう!」は、『どんぐりのリース』。粘土のリースに、ドングリを好きなようにくっつけていきました。まるでケーキのようなリースができました。

大人の時間

大人の時間は、「絵本と楽しむ秋の自然」。
『のばらの村のものがたり3・木の実のなるころ』(講談社)の読み聞かせと、作者ジル・バークレムのプロフィールや作品をご紹介しました。

実際に様々なドングリを見比べながら、『こならぼうやの ぼうし』(福音館書店)、『せんせい! これなあに?(3) 木の実・草の実』(偕成社)、『びっくり まつぼっくり』(福音館書店)、など、科学的な興味を育てる絵本もご紹介。

『木のあかちゃんズ』(平凡社)は、木の実や葉を人間の赤ちゃんのように描きながら、木の特長をきちんと表現したファンタジーです。

韓国の絵本にも面白いものがありました。
『トッケビと どんぐりムク』(福音館書店)は、ドングリの粉をゼリー状に固めた「どんぐりムク」と韓国の妖怪トッケビのお話。

小学3年生の教科書にも取り上げられた『モチモチの木』(岩崎書店)や『とちのき』(草炎社)、『トチの木の1年』(福音館書店)は、トチの木のお話。
トチの実は食べられますが、アクが強く、調理するにはアク抜きを何度も繰り返す必要があるそうです。

自分で作るのは大変なので、売っているトチ餅を赤松先生が見つけてきてくれました。一口ずつみんなで試食したら、想像した渋みもなく、案外おいしくてビックリ!