2013年6月8日(土)午後2時~4時にキッズ・ブック・スペース【雨の絵本】を開催しました。
2歳~小1の子ども達と、お母さんがご参加くださいました。
雨は、大人になると憂鬱なことがたくさんありますが、雨を面白がっていた子どもの気分を思い出せる絵本がたくさんあります。
■親子の時間■
♪はじまるよ♪の歌が始まると、今回二回目の3歳の男の子も、積極的に参加してくれました。
前回はお母さんのそばから離れなかったのに、大分慣れてきたようです。
ところが、レギュラーの男の子は、先生をじーっと見ているだけで、あまり動きません。
どうやら、先生のしぐさを観察しているようです。
最初の絵本は『ぞうくんの あめふりさんぽ』
『ぞうくんの さんぽ』というご本もあるけど、今日は、『ぞうくんの あめふりさんぽ』。
知ってる?
「知ってる!持ってるから。二冊も。」
え?二冊も持ってるの?
じゃあ、同じのだけど、読もうね。
今日は雨降り。ごきげんなぞうくんは、散歩に出かけました。
途中で出会ったかばくんを散歩に誘うと、
「お池の中ならいいよ」という返事。
ぞうくんは、かばくんの後からお池の中を進みます。
だんだん深くなってきて、泳げないぞうくんは困ります。
「それなら、ぼくの背中に乗るといいよ」
かばくんは、ぞうくんを背中に乗せて進みます。
だんだん深くなる池を進みながら、ワニさんやカメさんに出会って・・・
裏表紙には、お尻が並んでいます。
誰のお尻かな?
「わにさん」
これは?
「かばさん」
これは?
「ぞうさん」
合ってるかな~
・・・当たり!
あれ?カメさんがいないね。
「カメさんは描ききれなかったんだよ」
あ、描ききれなかったんだ。
残念!
一年生に聞こうかな。雨がい~っぱい降る頃のこと何て言う?
「梅雨」
さ~すが一年生。当たり!
雨がたくさん降るから、傘さして、レインコート着てるね。
これは、何の花か知ってる?
「朝顔!」
ブッブー!
「アジサイ」
ピンポ~ン!
「あ」と「あ」で似てるけど、これはアジサイ。
キレイに咲いてるよね。
あと雨が好きなのは?
「カエル」
「お花」
あ、お花もお水がないと、のどかわいた~ってなるよね。
あとは、雨が好きなのは誰かな・・・
この歌知ってるかな?
♪グーチョキパーで グーチョキパーで
何作ろう 何作ろう
右手はグーで 左手はチョキで
かたつむり~ かたつむり~♪
先生の指に、ちいさいカタツムリが。
ぼくは雨が大好き。
今日みたいないいお天気の日は、ガクッ!
早く雨が降らないかなあ。
雨が降ったらお外で遊べるんだけどな~
みんなと反対だね。
ここにぼくの仲間がいる。
雨が降ってきた。やった!
(ご飯を食べているヒヨコ)ご飯おいしいね。
ポツ、ポツ、(あわてた様子のにわとり)あら大変、雨が降ってきたわ。早く食べなさい。
ポツ、ポツ、(花の葉の下にテントウムシ)テントウムシさん、私の葉っぱの下にどうぞ。
(飛んでくるテントウムシ)おーい、ここで雨宿りできるよー
(池の中のカエルとオタマジャクシ)さあ、これからお遊戯の練習をしよう。
カエル先生、雨が降ってきました。
大丈夫、お池の中は水がたくさん。雨が降っても大丈夫。
(雷とヘビ)ピカッ、ゴロゴロゴロ
ヘビさんも雷は大嫌い。
急いで草の中に隠れなきゃ。
(雨の中のカメの親子)雨、雨、早くおうちに帰らなきゃ。
「みんな雨が嫌いなんだ」
そう、みんな雨が苦手だね。
(葉っぱの下のイモムシ)雨の時は葉っぱの下がいいね。
(キノコの下のアリ)アリさんは、これな~んだ?
「キノコ!」
そうキノコの下で雨宿りだね。
「毒キノコみたい」
そうだね。毒キノコみたいだね。食べられないね。
(巣の中の小鳥の親子)ママ、雨が上がったら、また飛べるよね?
「すごい。字がない本を読んでるよ。」という見ていたスタッフの感想がありました。
次々と絵のキャラクターになってしゃべったり、即座にお話を作って話す様子は、プロの技を感じさせます。
でも、誰もがこんなに上手に次々と話を作れるわけではありません。
字がない絵本は、子どもにどう与えてよいかわからない、という保護者も多いようです。
「ヒヨコさん、ご飯食べてるね」とか「雨降ってきたね」など、見たままを子どもに話しかけるだけでも構いません。無理に上手にお話を作る必要もありません。
ただ、絵本が話しかけるきっかけにはなってくれるはずです。
字が読めない子どもには、字があってもなくても気になりません。絵だけでも、自分でいろいろ空想して楽しんだりするものです。そんな子どもの言った言葉をそのまま繰り返しても良いですし、話せない赤ちゃんは感情を仕草で表現したりしますから、その気持ちを汲んで話しかければ良いと思います。
先生のように上手にできなくても、それを参考にして自分なりにアレンジしてみると、今までとは違った絵本の楽しみ方ができるかもしれません。
カタツムリのおめめがピッと出るの、見たことある?
「ない」
え~ないの?
「ぼく、公園で見た」
見た?
じゃあみんなも、指をピッと出せる?
♪めんめん たまぐら
つのだせ やりだせ♪
ちょん、ちょん
(左右の人差し指を交互に折ったり立てたりします)
このカタツムリのおめめを触ると、どうなるか知ってる?
ツンツンてすると、ピョコって引っ込むんだよね。
「ダンゴムシみたい」
そう、ダンゴムシも触るとクルリんって丸くなるね。
カタツムリも触られると、恥ずかしいってもぐっちゃうんだよね。
じゃあ、もう一度。
♪めんめん たまぐら
つのだせ やりだせ♪
ちょん、ちょん
みんなのカタツムリはどうなるかな?
ツンツン。
わ~上手に引っ込んだね。
先生のツンツン攻撃は、お母さんまで巻き込んで、みんな次々と目も頭も引っ込んで丸くなりました。
本来は、両手の人差指を出したり引っ込めたりするだけのわらべうたですが、全身を使ってカタツムリになって遊べます。
最後は、先生のカタツムリをみんなでツンツンして、先生が丸くなりました。
指先でツンツンと触るだけで反応して、みんな大喜び。子どもは、ほんのちょっと触れ合うだけでも嬉しいんだな、と実感できました。
今度は、もう一人の雨の仲間、カエルさんのご本。
みんな傘持ってるよね?どんな傘かな?
「青と灰色」
「透明」
「ドラえもんの」
ドラえもんか。いいねえ。
カエルの傘は、ドラえもんついてるかな~
おいけの あめふり ぴち ぱた ぽん
はたけの あめふり ぴち ぱた ぽん
かえるが おみせを だした とさ
・・・
かえるが あまがさ うった とさ
かえるが あまがさ かった とさ
かえるが あまがさ さすもんか
いやいや はっぱの あまがささ
・・・
少し長い、詩のおはなし絵本でしたが、言葉の調子が良いせいか、みんな飽きずに聞いていました。
雨が好きなカエルが、傘を売ったり買ったり、タニシやドジョウが噂話をしていたり、ユーモアのある素朴な絵は、全部つなげると『鳥獣戯画』のような絵巻物になりそうな、流れのある絵本です。
カエルさんが出ていたから・・・
♪かえるのうたが
きこえてくるよ
クヮ クヮ クヮ クヮ
ゲロゲロゲロゲロ
クヮ クヮ クヮ クヮ♪
手を叩いて、膝を叩いて、順番に繰返しながら歌います。
♪ゲロゲロ♪の部分だけ、耳の横で手をカエルの口にして、
最後は手を叩きます。
今のを少し速くやります。
スピードアップ!
(机にスピードメーターがあるようです)
少しずつ速くして何度も歌ううち、手が追いつかなくなりました。
最後は、小さな子ができる速さに戻し(スピードメーターを調節して)丁度良い速さで終わりました。
机が、ブザーになったり、チャイムになったり、スピードメーターになったりする先生のアドリブには、見ていたスタッフ全員が内心爆笑でした。
そらが くらいね
ぽつ
ぽつ
びしゃっ ぱしゃっ
おおきな しぶき
ふってきたね
グラフィックデザイナーのU.G.サトーが、色で遊んでいるような絵本です。
赤や紫の雨粒。
緑、青、紫のグラデーション。
オレンジや赤が出てきて、最後に黄色の光。
この絵本は0・1・2歳対象の絵本なので、文字は少ないのですが、大人まで楽しめる絵本だと思います。
■子どもの時間■
制作《作って遊ぼう》では、先生が持っていたカタツムリと、『あめかな!』のような模様を描いて箱を作ります。
和紙に、いろいろな色の水性ペンを使って模様をつけ、水で滲ませます。 それを乾かして箱に貼ります。
先生は、このご本のグルグルをマネするね。
赤いグルグル。
紫のグルグル。
青いグルグル。
ピンクのグルグル。
ここに、雨が降ってきます。
「やっぱり絵の具を使うのか」
絵の具?水だよ。
雨がザー、ザー、ザー
「変なの」
全部にザー、ザー、ザー雨が降ったら・・・
あらー大変、グルグルに線が出てきたー
今までお母さんのお膝で大人しく聞いていた2歳になったばかりの女の子も、自分の分は?というように出てきました。
自分もやりたい、と意思表示をして制作に参加しました。
最初に参加してくれた1年前は、まだハイハイをしていて、途中で泣き出したりもしたのに、今では絵本も真剣に見て、お話もちゃんと聞いています。
その成長ぶりに、スタッフ一同感動しました。
みんなもそれぞれに好きな色で和紙に模様を描いていきます。
丸や、グルグルのうずまきを、たくさんの色を使って描きました。
次に、筆に水をたっぷりつけ、紙全体を濡らします。
色がにじんで、最初に描いたのとは違う模様ができてきます。
それを風通しの良い所に干して乾かします。
今度は、好きな色の紙を丸めてカタツムリを作ります。
渦巻き状に丸めるのは、結構大変です。
白い丸シールに小さな黒い丸シールを貼って、目玉を作ります。
それをカタツムリの胴体に貼ります。
両端に貼った子はやり直し。
頭とお尻に目玉がついてしまいました。
胴体の片方の端っこに、二つの目玉をバランス良く貼ると、カタツムリの顔になりました。
出来上がったカタツムリを指にはめ、自慢のカードをはさんで、カタツムリがカードを持っている様子を見せてくれました。
■大人の時間■
今回は、“雨の日、何して遊ぶ?”という演題で、雨の絵本と文字のない絵本の読み方をご紹介しました。
テーマ絵本の『雨、あめ』は、梅雨の季節になると図書館に面出しして並んでいる本です。
文字のない絵本ですが、きれいな画面が次々と展開して、大人が眺めても楽しめる本です。
女の子と男の子が庭で遊んでいると、雨が降ってきました。
あわてて家に入って、レインコートを着て、長靴をはいて、大きな傘を二人でさして、雨の中に出ていきます。
水たまりに飛び込んだり、雨宿りをする動物達を見つけたり、雨の中で思い切り遊びます。
傘は折れ、ずぶぬれになって帰ってくるのがわかっていても、お母さんは平気です。
雨の中に送り出し、お風呂を沸かして迎え入れます。
大きな庭、インテリア、動物など、キレイな色で細かく描かれた絵は、女性が好きそうですね。
それぞれの興味によって目を留めるポイントも違うでしょう。
子どもは、雨の中を遊び回る自由さに憧れ、お母さんは外国の暮らしに憧れるかもしれません。
親子で見ていると、つい自分の見たい絵で「ちょっと待って。まだ見てるんだから」と言いたくなるでしょうが、子どものペースに合わせてあげてくださいね。
絵本の選び方の一つに、まず絵だけ見ていく方法があります。
絵だけで流れがわかる絵本は、しっかり作られていると言えるそうです。
小さい子どもは字が読めません。
絵本は、大人が読んで聞かせることを前提に作られています。
そのため、子どもが一人で絵だけを見ても楽しめるはずです。
どの絵本を選ぼうか迷った時には、試してみてください。
小さい子どもは字がなくても平気ですが、字が読めるようになると、字のない絵本をどう読んでいいかわからなくなったりします。
絵を読み解く力を養うには、小さな頃はもちろんのこと、小学生くらいになっても、保護者が一緒に見てあげることが必要です。
子どもと大人とでは見る観点が違いますから、それぞれが面白いと思った所を教え合うと、話を広げることができます。
ゾウさんが雨に濡れていると、
「かさ さしてあげるね 」
と男の子がゾウさんの背中で大きな傘をさしてあげます。
キリンさんが雨に濡れていると、
「かさ さしてあげるね 」
と男の子がキリンさんの頭まで届く長い傘をさしてあげます。
アリさんが雨に濡れていると、
「かさ さしてあげるね 」
と男の子がアリさんに丁度良い小さな傘をさしてあげます。
クマさんが雨に濡れていると・・・
赤い傘を持って出かけた女の子。
雨が降ってきて、傘をさすと、
子犬が1匹、
子猫が2匹、
ニワトリが3羽、
子ウサギが4匹、
子ヒツジが1匹、
ヤギが2匹、
子ブタが3匹、
子ギツネが4匹、
大きなクマさんまでが、次々と傘の中に入ってきて・・・
なっちゃんが、お母さんに買ってもらった小さな黄色い傘を持って出かけます。
雨が降ってきて傘をさすと、
ウサギさん、リスくん、ダックスくん、バクさん親子、キリンさんが入ってきて・・・
この三冊の傘の絵本に共通するのは、現実にはありえないような傘の変化です。
ウクライナ民話の『てぶくろ』にも共通する設定です。
いろんな動物が入ってきて、そのたびに自在に大きさや形が変化し、動物が出て行くと元に戻るというお話です。
動物が雨に濡れないように傘をさすことは現実にはありませんが、子どもは何の違和感も感じないで、お話の世界に入れます。
ありえない設定を自然に受け入れることができるのは、しっかりした作品と言えるでしょう。
毎日雨が続くので、コッコさんはてるてるぼうずを作りました。
それでも雨はやまないので、手紙を書いて、てるてるぼうずの中に入れました。
それでも雨はやまないので、宝物をいっぱい、てるてるぼうずの中に入れました。
それでも雨はやまないので・・・
決してかわいいとは言い難い絵のコッコさんですが、素朴な味があり、人気のシリーズになっています。
5月に取り上げた『コッコさんのともだち』から馴染んできたお母さんの中には、コッコさんファンも出てきています。
いかにも可愛らしい女の子ではなく、ごく普通の目立たない地味なコッコさんには、ごく普通の子どもらしさがあり、とても親近感がわきます。
毎日雨が続いて、外で遊べないし、お友達も来ないのでつまらない。
おまじないをして、いいこと思いついた!
今日は、おみせやさんをするんだ。
床にハンカチ、コップ、クレヨン、ハサミ、ボール、なわとびを並べ、
まどを大きく開けて、
「いらっしゃい。いいもの、売りますよ」
すると、スズメ、ネコ、ネズミのお客さんがやってきて・・・
最近は、ファーストフードやコンビニなどのお店のオモチャを購入すれば、おみせやさんごっこがすぐにできます。本物そっくりの商品があり、バーコードでピッとやるだけ、みたいなリアルさがあります。
でも、この絵本のように、家にあるものを商品にしたり、チラシを切り取って商品にしたり、紙にかいたお金をで売り買いしたり、手作りのごっこ遊びも楽しいものです。
大きくなってから、いきなりチープな遊びをしようとしても、刺激的なオモチャやゲームの遊びに慣れている子は満足しないかもしれません。
小さな頃から、それぞれの能力に合わせた作業を親子で一緒に楽しむことが必要です。
キレイに切ったり、キレイに描いたりという完璧さは求めないで、一緒に作ることそのものを楽しんでください。
『おみせやさん』では、どの商品も10円で売っています。
最近の子どもは、一人でお金を持ってお使いに行くことがなくなりました。
買い物の形態自体が変化してきて、スーパーでまとめ買いをしたり、通販で買ったり、現金ではなくカードで支払ったりしています。
そのため、小学生になってもお金の知識がなく、1円が10個で10円、10円が10個で100円などの簡単な換算もできなくなっています。
おみせやさんごっこは、実体験では難しくなってきた買い物体験ができるだけでなく、数字上の計算ではない、具体的な数の把握もできるようになります。
雨の日のお散歩が大好きなおばあちゃんと犬のルーカス。
お誕生日にレインコートと長靴をプレゼントしてもらったぼくは、雨が待ち遠しい。
やっと雨が降って、おばあちゃんとルーカスと散歩にでかけます。
水たまりをバチャバチャ歩いたり、
雨宿りする小鳥を探したり、
流れの速くなった川に棒きれを落としたり・・・
この絵本でも、ママは「かぜをひかなきゃいいけど」パパは「こんな雨の日に散歩に行くなんて」と、両親は雨の外出に否定的です。多くの保護者の代弁をしてくれています。
でも、おじいちゃんとおばあちゃんの存在が、おおらかな環境を作ってくれて、いろいろな体験をさせてくれます。
違う価値観を持った大人に囲まれて育つことで、視野が広がり、幸せな子ども時代を感じさせます。
ふれふれ なんだあめ こんなあめ (えほん・ワンダーランド)
お気に入りの傘を開くと、骨が一本折れていました。
いじめっ子は「おんぼろがさ」とはやし立てます。
散歩中に犬に飛びつかれ、また骨が一本折れました。
高校生の集団に追いやられ、犬のウンチは踏むし、傘はやぶれるし・・・
でも心の中で悪態をつくだけで我慢していました。
ところが、トラックに泥水をかけられ、全身泥だらけの女の子は・・・
おばあちゃんの散歩とはまったく違う、豪快な絵本です。
「傘をちゃんとさして」とか「水たまりに入っちゃダメ」などと注意されてばかりいる子や、普段いろいろなことを我慢している子にとっては、胸がすくお話です。
しっとりした雨の絵本のあとには、こんな本も良いのでは。
あめがふるときちょうちょうはどこへ (世界の絵本ライブラリー)
雨が降る時、
もぐらは穴にもぐれます。
ミツバチは巣に帰れます。
小鳥は、翼の下に頭を入れます。
でも、ちょうちょうは、どこへいくのでしょう?
羽が濡れたら飛べないのでは・・・
ほとんどが一色の濃淡だけで描かれた絵の中に、ところどころ黄色のポイントがあるしっとりした絵本です。
いろいろな動物達の雨の過ごし方を思いやって、どんな様子でいるかを静かに描いています。
雨の日に、木の上や、草の下が気になるお話です。
寝る前に読んであげると良さそうです。
あまつぶ ぽとり すぷらっしゅ
あめは ふる ふる あさ ひる ばん
あめは ふるふる ふりつづく
ぽたぽた ぽっとん すぷらっしゅ
雨が小川になり、湖になり、大河になり、海に流れ込む自然の流れを、詩的に描いた絵本です。
『あめつぶ ぽとり すぷらっしゅ』や『かえるのあまがさ』などは、言葉のリズムを楽しんでほしい絵本です。
小学生には簡単に読める内容ですが、大人が読んであげることで、音の響きとしての言葉、リズムの心地よさを一層楽しめます。
■オマケの時間■
レギュラーの男の子は、家に帰ると絵本教室ごっこをしているそうです。
どおりで、先生のやることをじーっと観察していたわけです。
そこで、スタッフや先生も椅子に座ってもらって、読み聞かせをしてくれました。
時々先生から、絵本の持ち方などのダメだしがありましたが、それにも負けず、何冊も読んでくれました。
ここまでキッズ・ブック・スペースが家での遊びにも浸透してるというのは、嬉しい限りです。
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